無限∞空間ー新館

1973 MFJ第3戦ノービス125 (CB125S鈴鹿レーシングSPL) 「21」於: 鈴鹿サーキット

シッカマン号 オイルクーラーのパイプ破断原因と処置報告

症状:ケースに戻す側のL型パイプ基部にて折れていた(オイル噴出で最悪の事態)

検証:左画像の様にクーラー下にタコメータケーブルが有り、(レース直後の画像)

中央画像の様にパイプに繋ぐ耐油パイプを押し、アルミパイプ基部に曲げ応力発生

「⇐」部に被覆を押した痕跡が見て取れる

原因1:タコメータケーブルを通す空間にクーラーを設置したため、下側に迂回した

タコメータケーブルが、パイプを上方向に押し上げる位置になってしまった

約7レースの時間でストレスが掛かり続け、今回一気に破断に至った

原因2:フレームのダウンチューブにガッチリ取付たので、振動を吸収出来ず

「原因1」の症状を促進した 「ラバーマウント」すべき箇所で有った

原因3:可能性は小さいが、非純正部品のため品質不良(破断面に異常無)

処置:クーラーの使用をやめて、エンジン側のオイルラインは、パイプでショートする

短時間の予選/レースなので油温上昇は少なく、ダメージは小さい(はず)

CB125S{一体型ヘッド}エンジンでは、クーラーは無くても不具合は無かった

反省:「街乗り」用として10年間同じ仕様で使っていたので

連続した高回転使用による振動を充分に考慮していなかった

原因/対策は判明したので、このクーラーも使えそうだが、

レース関係者の皆様に「悪印象」を与えてしまった

以後、レース使用停止とします(CB90R/シッカマン号/T田号の3台)

街乗りとしては、問題無いので公道走行時(CB90R)には装着予定

以上、解析結果を正直に公表します(某役所の様に、隠す必要も無いので)

 

自分のCB125Sレーサー/CB125JX(サイコロン号)はホンダ純正部品の流用で

フレームに「ラバーマウント」されている事を確認した(パイプ径も違う)