無限∞空間ー新館

1973 MFJ第3戦ノービス125 (CB125S鈴鹿レーシングSPL) 「21」於: 鈴鹿サーキット

ドラッグレース用「50系縦型」ヘッドをOH

このヘッドは、2003年度SS1/32ドラッグレースで3番になった時の物です

PE24を付けるため、INポートをストレート化してバルブ丸見えです

鋼尺で示している部分で切り落としています(150刻印ヘッド)

EXは控えめにバリ取りと出口側を山型に削るだけ

燃焼室側を0.5ミリ面研(フライス加工ですが)して圧縮を上げます

カムホルダーの「オイル溜」も広げます(この頃「シャワーカバー」が始まった)

ロッカーアームの軽量化は得意とする所ですから、

上部は目一杯削り、カム側はギリギリまで削り、

スクリューは短くして⊖加工し、軽量化穴まであけます

たった5gの軽量化にも大変な手間が掛かります

まだ余分な肉が付いています(耐久性に関係ない箇所で)

バルブは全長を0.5ミリ短縮 外径も0.5ミリ小さくして

今は販売していないSPLカム(モリワキ製?)に対応

2gの軽量化は簡単に出来ます(丸い物は回して削れるので)

INバルブの首部を「ウェスト加工」して細くしているのも見かけますが、

ピストンに接触すると「一発」で曲がりますので、絶対やりません

カーボンを落として、バルブを磨いて摺り合わせして終了

こんなヘッドをYオクに出したら売れるかしらん?

そのマシンは「和室」に保管中 出番は無いので「思い出」だけ

翌年ヘッドは造り替えたが、タイムは出なかった(1年で燃え尽きた・苦笑)

チタン材などの高級素材を使わず軽量化しました

GASタンクもアルミパイプから作った キャップはオイル缶用(パチンと嵌めるヤツ)

結果、車重は50kgを切っているので、簡単に持ち上げられます

このエンジンで多くを学び直しました 良い経験でした(嬉)

「くろくろ師匠」に感謝m(__)m