このヘッドは、2003年度SS1/32ドラッグレースで3番になった時の物です
PE24を付けるため、INポートをストレート化してバルブ丸見えです
鋼尺で示している部分で切り落としています(150刻印ヘッド)
EXは控えめにバリ取りと出口側を山型に削るだけ
燃焼室側を0.5ミリ面研(フライス加工ですが)して圧縮を上げます
カムホルダーの「オイル溜」も広げます(この頃「シャワーカバー」が始まった)
ロッカーアームの軽量化は得意とする所ですから、
上部は目一杯削り、カム側はギリギリまで削り、
スクリューは短くして⊖加工し、軽量化穴まであけます
たった5gの軽量化にも大変な手間が掛かります
まだ余分な肉が付いています(耐久性に関係ない箇所で)
バルブは全長を0.5ミリ短縮 外径も0.5ミリ小さくして
今は販売していないSPLカム(モリワキ製?)に対応
2gの軽量化は簡単に出来ます(丸い物は回して削れるので)
INバルブの首部を「ウェスト加工」して細くしているのも見かけますが、
ピストンに接触すると「一発」で曲がりますので、絶対やりません
カーボンを落として、バルブを磨いて摺り合わせして終了
こんなヘッドをYオクに出したら売れるかしらん?
そのマシンは「和室」に保管中 出番は無いので「思い出」だけ
翌年ヘッドは造り替えたが、タイムは出なかった(1年で燃え尽きた・苦笑)
チタン材などの高級素材を使わず軽量化しました
GASタンクもアルミパイプから作った キャップはオイル缶用(パチンと嵌めるヤツ)
結果、車重は50kgを切っているので、簡単に持ち上げられます
このエンジンで多くを学び直しました 良い経験でした(嬉)
「くろくろ師匠」に感謝m(__)m