無限∞空間ー新館

1973 MFJ第3戦ノービス125 (CB125S鈴鹿レーシングSPL) 「21」於: 鈴鹿サーキット

電動ローラースターターの改良(グリップ向上)

ポンチを打ってローラー表面に凸凹を付けた位では、

充分なグリップが無く、ローラーの滑りが大きい

特に、冷間時の始動に手こずっている

167ccの高圧縮エンジンでは、滑りまくる(先日のツクバで)

タイヤク屑が盛大に出るのも、何だかなーって思っていた

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タイヤを乗せて当たり具合を確認すると、

ローラーの勾配とタイヤの丸みは、およそ合っている

そこは考えて加工したはずだ(図面無しの現物合わせで作った)

前ローラー(従動側)

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後ローラー(駆動側)

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ローラー円周に縦溝を掘る事にした

マスキングテープを巻き、加工線を10ミリピッチで引く

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加工線に沿って、切断ディスクで掘る 

エッジでグリップするため、溝の深さは1ミリほどで十分だ

ディスクの丸みも丁度合っているから、一瞬で掘れる

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タイヤの接触部位と一致する感じで、上手く加工出来た

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早速、公道タイヤを履いた車体で始動させる

OK~ 滑りはほとんど無く、簡単に始動

特に冷間時のエンジン始動に時間が掛かっていたが、

これで、ずいぶん楽になった よしよし

もっと早く気付くべきだったが、

機械の改良とは、凡そこんなもんである(32年間の設計業務従事)

世界でただ1台の「折り畳み」出来るスターター

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前ローラー駆動のタイミングベルトが緩くなったので、

テンショナーの位置を調整したかったが、調整代が無い

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折り畳んで、テンショナー取付穴を2ミリほど拡げる

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ピシッと張れた ここの「遊び」は不要だ

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9時から10時半まで作業 その前に「障子張替え」を1枚仕上げた

早朝の気温はマイナス2℃で冷え込んだが、

日差しが有って、玄関前の作業場は暖かい