「ジャンク品」との説明の有るカムシャフトを落札する
確かに焼き付いている
ガバナー位置決めピン穴が余分に開いている
穴位置をずらした意味は、なんとなく判る気がする
ヘッドのアルミが付いているが、
カム母材の焼けは無い
奥の軸受けもアルミが付着
アルミを除去出来れば、使用可能と判断する
付着したアルミを落とす
#240の耐水ペーパーで、ゴシゴシする
更に3種類の油砥石を駆使して、アルミを完全に除去する
カム山は、IN/EX共に0.8ミリ削られているが、
この摩耗は、通常の範囲なので問題ない
ダイヤモンドヤスリで平らに均して油砥石で仕上げる
最終仕上げに青砥でピカピカに磨き上げる
左の未使用カムと比較すると
太い軸受は、マイナス0.03ミリ
細い軸受は、マイナス0.01ミリ
全く問題ない
実動ヘッドに挿入して確認 OK
これで使えるまでに再生出来た
12時から13時まで作業
日が当たると、汗が出る程だ