オートバイ部に入部したものの、先輩の手伝い以外の仕事は無い
その状態が、10月の「日本GP」が終わるまで続く
ロード部門の同期も随分いたのだが(40人?)
我慢出来ずに、GPが終る頃には4人しか残らなかった(木山/飯島/吉村/私)
他の色々な遊びも有るんで仕方が無い(雰囲気も体育会系に近かったし)
木山君といつもつるんで行動していたから、辞めなかったのかも
やっと「年末年始合宿」に向かって、自分のマシンの製作が始まる
車体周りは、先輩からのお下がり部品を使い(タンクはCB50初期型)
エンジンの組立は、先輩(山下さん)が丁寧に教えてくれた
CB125Sは量産ラインで流れていたので、ノーマル部品には不自由しない
「利材」なる部品廃却場にも使えそうな物が捨てて有った
2ヶ月ほどで完成させて、夜中の2時頃にエンジンを掛けたら(外で)
近くのアパートに住んでいるモトクロス部門の先輩に怒られた(苦笑)
見よう見真似で何とか形になった 先輩のマシンに較べれば貧弱だが
ロングタンク/バックステップ/セパハンの立派なマシンだった
部品1個から自作レーサーを組上げる事が出来て、なんとも嬉しかった!
現金なもので「辞めよう」なんて考えは、全く無くなっていた
入社した頃の「フワフワ」した気分から、ジャンプアップした瞬間